このたび第12回日本認知症予防学会学術集会の大会長を拝命しました新潟医療福祉大学の児玉直樹です。来る2023年9月15日(金)、16日(土)、17日(日)に新潟県新潟市の朱鷺メッセにて第12回日本認知症予防学会学術集会を開催いたします。新潟市での開催は川瀬康裕先生が第3回日本認知症予防学会学術集会を2013年に開催してから10年ぶりとなります。実りの多い学術集会になるよう、運営スタッフ一丸となって鋭意準備を進めております。
学術集会のテーマは「認知症予防のための多職種協働と地域連携」としました。本学会は、認知症予防という社会の高いニーズと認知症予防への対応を多職種協働で解決する必要があるという思いにより設立された経緯があります。多職種協働で認知症の予防を研究・実践するという本学会の目的に立ち戻り、医師、看護師、薬剤師、臨床検査技師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、介護士など、多職種で熱い議論を交わしていただくとともに、企業や地方自治体、認知症のご本人と家族等の多様なステークホルダーを巻き込んだ共創の場になればと思っております。
新型コロナウイルス感染拡大の影響がいまだに収束しておらず、従来のような対面での開催が難しい状況が続いています。しかし、私は対面による人と人とのつながり、そして多職種で意見交換することがこれまで以上に重要であると思っています。そのため、朱鷺メッセでの現地開催をメインに活発な研究発表、実践報告と意見交換の場を提供したいと考えております。なお、業務等の都合で参加することが叶わない方々のために、オンデマンド配信を行うことも予定しております。本学会は「コロナの感染予防」と「認知症の予防」の両立を目指しており、活動自粛を考えるのではなく、第12回日本認知症予防学会学術集会に参加して自身のアクティビティも高めて頂きたいと思います。
新潟は「米どころ」、「酒どころ」ということは良く知られておりますが、それだけではありません。9月は日本海の魚や梨なども旬を迎えます。皆さまには美味しい日本酒やお米はもちろんのこと、新潟特有のグルメを満喫していただくための情報交換会を4年ぶりに企画したいと考えておりますので、新潟の地でお目にかかれますことを心よりお待ちしております。